西陣織物の歴史
西陣織物の起源
紋織物の起源は中国とされ、4000年前には西洋、エジプト、小アジアに使用されていたいわれる。そして日本に5、6世紀頃、渡来人の秦氏によってもたとされている。
西陣という地の由来
元々、織物の産地として栄えていた場所で、室町時代に勃発した応仁の乱の際に、山名宗全率いる西軍が陣地においた辺りが土地の由来とされている。
産業革命による織物の発展
それまでは「空引き機」という織機装置を用いて二人で製織を行っていたが、西陣の織工、佐倉常七、井上伊兵衛らがフランスのリオンに留学、1人でも製織可能なジャガード機を持ち帰り、日本全土に普及した。